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【楽しさ激減】彫刻刀の切れ味が落ちてきたサインとその復活方法

シャインカーバーのみなさま、こんにちは!

 

アカデミー長

いつもブログを読んでくださってありがとうございます。

アカデミー長の田中淳也です!

 

今回は

“彫刻刀の切れ味とシャインカービングの関係”

について解説していきます。

突然ですがみなさん、今使っている彫刻刀の切れ味について、新品と比べてどう違いますか?

実は、彫刻刀の切れ味とシャインカービングの作品の完成度って、密接な関係があるんです。

 

何枚もシャインカービングを完成させた方には、彫刻刀の劣化サイン、見逃して欲しくないです。

 

この記事を読んで、彫刻刀の切れ味についてのみなさんの意識が変わればいいな、と思っています。

それでは早速、はじめていきましょう!

 

シャインカービング彫刻刀。切れ味が悪くなるスピードは意外と遅い?

実は、シャインカービングは彫刻刀の切れ味が落ちにくいアートです。

なぜなら、シートが

ビニール製

だからなんですよね。柔らかいので刃が痛みにくいです。

 

木彫りだと数時間彫るだけでも

かなり切れ味が悪くなってきたことを感じることができますが、

 

シャインカービングシートを彫るだけなら

十時間以上

彫っても、切れ味が良い状態を保っていることもあります。

 

※切れ味の落ち方はシートの状態にも左右されます。

例えば、柔らかい状態(暖かいor常温のシート)で彫ると切れ味が悪くなりませんし、

逆に硬い状態(冷たいシート)で彫ると結構早く切れ味の劣化を感じるはずです。

 

しかも、相手がビニールなので、切れ味がわるくても何とか彫れてしまいます。

更に悪いことに・・・

切れ味というのは本当に少しずつ悪くなっていくので、

人間というのはそのとき、そのとき、の切れ味に慣れてしまうんですよね。

(料理をされる方、包丁の今の切れ味に慣れてしまっていませんか?)

 

うーん、慣れって怖い・・・

 

 

切れ味を確認する最も簡単な方法は、

 

新品の彫刻刀と比べてみる

ということです。

買ったばかりのお友達の彫刻刀を借りて、

自分のシートを彫ってみればかなりの確率で判断できます。

違和感無し→切れ味OK

違和感あり→切れ味NG

もし自分の彫刻刀の切れ味が悪くなっていれば、

新品の彫刻刀は驚くほど快適に彫ることができるでしょう。

それは、なんか

 

自分の腕前が一瞬で上達した!

 

という気持ちにさせてくれるほどの衝撃です。

ただ、そんな

新品の彫刻刀(もしくは切れ味抜群の彫刻刀)

で試す機会なんてなかなかないですよね?

(PR:全国のシャインカービングレッスンに参加すれば、先生にお願いして新品の彫刻刀の切れ味を確かめることはできますよ!)

 

では、どうやって

「彫刻刀一本で、切れ味が悪くなってきたか」

を判断すればいいのでしょうか。

切れ味が悪くなってきたサインはこれ

三角刀の切れ味NG7つのサイン

・最初につっかかるような抵抗を感じる

・彫り味が硬い

・曲線がなぜかガタガタする

刃先が急に滑る

「シャッ」という異音がする

・以前は彫れていた太さの線が彫れない

彫っていて楽しくない

三角刀の切れ味NG7つのサイン

・最初につっかかるような抵抗を感じる

・彫り味が硬い

透明感(ガラス感)が無い

・ドロップ(雫形状)が彫れない

・太めの彫り跡を作れない

「シャッ」という異音がする

彫っていて楽しくない

 

ざっと紹介しましたが、

ひとつずつ深彫りをしていくとすごい文量になってしまうことに書いていて気づきました。(カットしました。)

ごっそりカットした文章は別の機会に少しずつ紹介するとして、今回は

切れ味が悪い彫刻刀で彫ることのデメリットでもある、

彫り跡の透明感(ガラス感)が無い」という

目で見て判断できる点について次の項で説明します。

切れ味が悪いデメリット:”すりガラスカービング”化する

切れ味の悪い丸刀で彫った彫り跡は、こんな感じ。

一方、新品やそれに近いの状態の丸刀の彫り跡はこちら。

 

輝きが全然ちがーーーう!

 

 

これ、本当に同じ一本の彫刻刀で彫った跡ですよ?

 

もう、彫り跡が全然Shine(シャイン)しないんですよ。

 

Shineしないシャインカービング。

 

 

 

 

 

すりガラスカービング?

 

まぁ、すりガラス感をあえて出す、という表現に関してそれを否定したいわけではありませんが、

やっぱりシャインカービングの良さ、というのはガラスのような透き通った透明感ですよね。

こんな彫り跡になってしまっては、例え

エキスパートシャインカーバー

といえどなんか見応えの落ちる作風になってしまいます。

その他のデメリット

切れ味が悪い彫刻刀で彫るときのデメリットは、まだあります。

・黒線を傷つけやすい

手首を痛めやすい(←重要)

滑るので怪我しやすい(←結構重要)

彫っていて楽しくない(←超重要!)

もう、最後の一点が致命的ですよね。

 

彫っていて楽しくない。

 

彫っていて楽しくない。

 

自分へのご褒美の時間にやるシャインカービングで、楽しくないなんて

 

もったいない!

 

時間は有限ですよ!

 

せっかくの時間、お気に入りの彫刻刀で思った通りの線や彫り跡を付けてタップリ楽しみましょう!

 

余談ですが、僕は

彫っていて楽しくない部分は黒線だろうが彫ってしまえ!

派です。

黒線は後ろから出てくるので、何とかなるんです。

自分には難しすぎて彫るのが嫌になってしまうくらいなら、

黒線ごと全部彫って、サクッと完成させて、光にかざしてウットリする

こっちの方がシャインカービングの本当の魅力を気軽に味わうことができます。

 

切れ味が悪くなった彫刻刀の復活方法

切れ味が悪くなった刃物。

切れ味を戻す方法は、これですよね。

 

 

砥石で砥ぐ

 

 

簡単に言いましたが、包丁も砥いだこと無い人が増えている世の中

彫刻刀をサクッと砥げる人

というのは、今の日本にどれくらいいるのでしょうか・・・

 

 

僕が10秒くらいで考えた比率は

 

 

5万人にひとり

 

 

くらいじゃ無いでしょうか。

人口1億2千万人の日本に

 

2,400人。

 

うーん、なんかそれっぽい数字が出ましたね。

いや、

そんなにいないかな?

 

まあ、1,000人から3,000人の間って感じでしょう。

あなたはその”5万人にひとり”の逸材でしょうか?

 

シャインカービングの教室で砥いでもらおう

手っ取り早く、確実に自分の彫刻刀の切れ味を復活させたいのであれば、

全国のシャインカービングの教室で、先生に砥いでもらいましょう。

シャインカービングの教室には、もちろん

シャインカービングが大好きな人

しかいません。

 

難しいデザインを彫る苦労や

余白の細かい遊び

 

シャインカービングを知らないお友達・知人では絶対に気づかないあなたのこだわりポイントも

その場所なら気づいてもらえることでしょう。

全国のイベント・レッスンカレンダーはこちら

Re-shineで5万人にひとりの逸材になろう

なかなか近くに教室が見つからない、という方は

恐らく世界で一番簡単にシャインカービング彫刻刀を研ぐことができる

 

Re-shine(リシャイン)

を買って、自分で砥いでみてください。

研ぎ方動画付きの記事はコチラ

輝く切れ味を取り戻す!シャインカービングのための砥石”Reshine”!

慣れてくれば、1分もかからずお手入れできます。

消しゴムサイズなので、道具ポーチなどに入れて持ち運びもできちゃいますよ。

 

あ、この彫刻刀切れ味落ちてきたな

と言いながら、リシャインを取り出して

パパッと切れ味を復活させる。

 

シャインカービング界では間違いなく

 

スター扱い

 

されることでしょう!

5万人にひとりの逸材、なっちゃいましょう。

リシャインを公式ストアでみる

まとめ

今回は”切れ味の劣化”というテーマでお話しました。

 

もっと簡潔に、サクッと書こうと思ったのですが、

僕の切れ味に対する想いが溢れてきて

記事を書き始めたら文量が少し多くなってしまいました。

これでも”切れ味劣化のサイン”あたりの文量ごっそり削ったんですよ。

 

それはさておき、切れ味の悪い彫刻刀はあなたの大切な作品の質を左右します。

そして、それよりも大切な

 

彫っているときの楽しさ

 

を奪ってしまうんです。

 

三角刀でスーーーっと美しいラインをひくときの気持ちよさ

 

丸刀でプルっプルの粒を生み出しているときの心の高揚

 

切れ味の良い彫刻刀が提供してくれるのは、そんな

 

ささやかな幸せ

 

の時間なんです。

 

それではまた明日。

アカデミー長 田中淳也