シャインカーバーのみなさまこんにちは!
いつもブログを読んでくださってありがとうございます。シャインカービングアカデミーの田中淳也です。
今回は【前編】【中編】【後編】の3回にわたり、現状の機器で制作できる最大級のシートを彫りながら制作過程におけるシャインカービング独特の楽しみ方をお伝えする記事の第二弾。
前編はこちら
今回はアウトラインを先に全て彫ることで得られる楽しみ方に焦点を当てて解説していきたいと思います。
それでは、はじめていきましょう!
小さなツブツブと格闘
前回までは女性のアウトラインまで進めました。
今回はJOBという文字や、背景のアウトラインをやっていきます。
早速難関?となるこの部分を彫っていきます。
JOBの四角いツブツブ。
ここだけやたら細かい!
四角の内側を三角刀で彫ります。
はじめは360°回転させながら一彫りで四角く取るように彫っていたのですが、なにせシートが大きい!上手に彫ることが出来ません。
そのため、”L”の字を描くように二回に分けて彫るスタイルに変更。こうすることで、スッ、スッと90°ずつ回転させてテンポよく進めていくことが出来ました。
リズムに乗ってきたので”O”と”B”も一気に彫っていきます。
午後8時半から彫り始め、気がつけば午後11時。あっという間に二時間半経ってしまいましたが、なんとか背景全て彫り終わりました!
このまま(光ナシ)では分かりづらいですよね。
ここで中編の肝、シャインカービング制作中の楽しみその②アウトラインを輝かせて楽しむということをやってみましょう。
ここでいつものスマホ登場!!
・・・させてみたのですが、このサイズ一面に輝きを与えるには不十分に感じました。
そこで、新兵器登場!
ロードバイクなどの夜間走行を助ける強力小型LEDライト。
光を直視すると危険なレベルです。眩しい!
このライトで彫ったシートを照らすと・・・
・・・
・・・
いい。
美しい。
女性の持つタバコの煙の存在感が素晴らしいです。文字内のツブツブもいい味出てますね!(自画自賛)
僕がアウトラインを先に全て彫る理由、少し理解していただけたでしょうか。
シャインカービングは丸刀による彫り跡の輝きも魅力ですが、三角刀だけで彫られたラインの輝きも捨てがたいんですよね。
実物は写真よりも更にキラッキラの輝きを放っており、思わずここで制作を止めてしまいたくなります。
中編はここまで。
後編につづく。