彫り方講座②

ステップ3. 三角刀を握る

いよいよカービングナイフ(彫刻刀)の登場です。

まずは、先端がVの字になっている方のナイフ(三角刀)を持ってください。

キャップを外して・・・

これが三角刀です。

 

シャインカービングナイフ

シャインカービングアカデミーのカービングナイフ(彫刻刀)は、彫刻刀メーカー義春刃物㈱が独自に開発したシャインカービング専用ナイフです。この三角刀は、細い線が気持ち良く彫れるような形状をしています。先端がスリムになっているので、黒い線を傷つけにくいのもポイントです。

しかも、より楽な姿勢で彫ることができるように刃を少しだけ上に曲げてあるんですよ!まさにシャインカーバーのためのナイフといって良いでしょう。

 

握り方は、文章で説明するより画像を見てもらったほうが早いと思います。

こんな感じです。リラックスして握りましょう。

上からみたところ。

こちらは真横からみたところ。

実は、小指の付け根が彫刻スタンドに軽く触れているのが結構重要なポイントです。

この様に、ナイフを持つ手をスタンドに固定することで「ズルッ!」と刃が滑って黒線を削ってしまうミスを大幅に減らすことが出来ます。

 

フォームはかなり重要なので、正面からの画像も載せました。

ナイフを持っていない方の手は、指先をシートに軽く乗せます。

さあ、みなさんもこのフォームを真似してみてください。

 

ステップ4. アウトラインを彫る

フォームはバッチリでしょうか。

それでは、三角刀で彫っていきましょう。

 

シャインカービングは黒線を残して灰色の部分を彫刻するアートです。

細い線を彫ることのできる三角刀で、まず黒線の外側(アウトライン)を丁寧に彫っていきます。

コツは色々あるのですが、ここでは動画で雰囲気を掴んでいただければと思います。

どうですか?ビニール彫刻って気持ちよさそうじゃないですか?

シャインカービングナイフは、いい感じの角度をキープしたまま彫ることで、すごく軽い力でスイスイ刃が進んでいきます

ナイフを持っていない手も重要で、刃をあまり動かさずシートをクルクル回転させて彫ることで滑らかな曲線を描くことが出来ます

とりあえずここまで彫りました。

 

ステップ5. カラーフィルムの位置合わせ

最初にカラーフィルムを貼ったとき、適当に貼ってもらいましたよね?

ある程度のラインを彫ったこの段階で、カラーフィルムの位置あわせをしていきます。

シャインカービングシートを裏返します。

(ここでは、わかりやすいようにカラーフィルムの位置をかなりずらしてあります。)

カラーフィルムを剥がして・・・

ツルツル!の裏面が出てきました。彫った部分から光が漏れているのがわかりますね。

これはこれでキレイなんですよね~♪

この線を目印に、カラーフィルムがピッタリ合う位置をみつけて貼り直します。

上手に貼るのには少しコツが要ります。失敗しても貼りなおせるので、焦らずゆっくり位置あわせをしてください。

綺麗に貼れました。

三角刀で、残りのアウトラインも彫ってみました。カラーフィルムがピッタリだと、この様に正しい色が浮かび上がってきます。

次のページでは、丸刀で広い範囲を彫っていきます。

初心者シャインカーバー必見!シートが届いたその日から楽しむためのシャインカービング説明③丸刀編

 

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